米Autodesk(以下、オートデスク)は2014年12月2日、米HPと3Dプリンターに関する業務提携で、両社で協力した事業提携を進めていくことを発表しました。
オートデスクは、エンタテインメント、天然資源、製造、エンジニアリング、建設、土木インフラ向け3D 設計ソフトウェアの世界的なリーダーで、
またヒューレット・パッカード(Hewlett-Packard Company)は、主にコンピュータやプリンターなど
コンピュータ関連製品の開発・製造・販売・サポートを行うアメリカ合衆国の企業で、HP(エイチピー)の略称で呼ばれます。
この米大手両社が、それぞれのこれまでの企業の技術と販売ラインを生かして、業務提携し、
新しく3Dプリンターのフィールドで本格的な事業を開始していくということは、世界的な注目を集める3Dプリンターの時代的なニュースです。
HPは2016年には業務用3Dプリンターに参入していく予定です。
HPでは、従来の3Dプリンター技術の点の積層から、面を積層する「Multi Jet Fusion」技術を採用しています。
これで従来の3Dプリント速度の約10倍以上のスピードを実現できるようになります。
複合材料の利用も可能になります。
パソコンの開発、技術の視点から、新しい時代の3Dプリンター製品の開発が進められると言えます。
オートデスクでは、3Dプリンティングのオープンソフトウェア「Spark」も開始し、2015年からはオリジナル3Dプリンターの投入も検討しています。
今回、HPの「Multi Jet Fusion」とオートデスクの「Spark」を統合し、両社が提携することで今後、協業の拡大を進め、
製造業の業務プロセスでも3Dプリンティングを活用できる領域拡大を進めていくとしている。
米Autodesk社長でCEO(最高経営責任者)のカール・バスは
「3Dプリンターの進化を促すためにエコシステムや基金を作り、積極的に投資を進めていく」とはなしています。
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