ボンサイラボ株式会社は、日本の東京にある3Dプリンターの会社で、日本で初めて10万円以下の低価格3Dプリンターの販売を実現しました。
2013年11月に設立されたまだ、新しい期待の国産3Dプリンター企業です。
企業HP http://www.bonsailab.asia
このボンサイラボが、今年1月にドイツで開催された世界最大のトイフェアで、同社3Dプリンタの新モデル「BS TOY」と世界初の低温融解フィラメントを発表しました。
フィラメントは、80℃で造形できます。
これにより、年少者のおもちゃ作成時などの造形に関する安全性が高まり、より多くの個人ユーザーが見込まれます。
ドイツ南部の都市ニュルンベルクでの世界最大のトイフェア「Spielwarenmesse(R)[シュピールヴァーレンメッセ]」ではボンサイラボが、玩具市場向け、3Dプリンタ「BS TOY」を発表しました。
世界60カ国以上から出展者が集まり、2015年のトレンド紹介スペース「Trend Gallery」に選抜され、世界中の注目の的となりました。
主要な部品はすべて日本製のものを使用し、パートナー企業である米のPolymakr社が開発した新素材フィラメント「LT80」の利用により、これまで200℃必要だった造形が、
80℃で可能となり、その効果として、3Dプリンター利用の安全性が注目されています。
「LT80」は柔軟なフレキシブルタイプで強度は高く、また、生物分解性でエコロジーであることから、米国FDA認可の原材料を使用しているとして、玩具作成など、子どもに安全な商品です。
また、Polymakr社では、130℃の造形が可能な「LT130」も参考出品しました。
現在は無色のみのフィラメントですが、発売時には様々なカラーでの展開を予定し、現在ボンサイラボと共同研究中です。
これら低温融解フィラメントを利用できる安全性の高い「BS TOY」は、2015年末に発売を予定しています。
先日、東京ビッグサイトにて開催された「3D Printing 2015」会場内でも、このフィラメント「TL80」「TL130」のデモが行われ、興味を引いていました。
BS TOYの製品概要:
造形方式 :熱溶解積方式 (Fused Filament Fabrication)
本体サイズ :縦200mm×横200mm×高さ200mm
重量 :2.0kg
最大造形サイズ:幅130mm、奥行き125mm、高さ100mm
ノズル径 :0.4mm標準(0.2mmから0.5mmの全4種類)
積層ピッチ :0.1mm推奨
発売時期 :2015年末予定
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