現在の3Dプリンター技術では樹脂から金属、澱粉にいたるまで100種類以上の素材が利用可能です。
ただし、一般的に個人に人気のある低価格帯の3Dプリンターでは主にABS樹脂とPLA樹脂という素材を使用しています。
ABS樹脂とは
ABS樹脂は強度があり、粘着性がありますが、マイナス点として熱で変形しやすいといえます。
ABS樹脂は高温で溶かしたあと、冷えると収縮しやすい性質です。
大きな造形物などは作業途中で変形してしまう可能性がありますが、雑貨や日用品などの作成には適しています。
サンドペーパーなどもかけやすく、プラスチック用の塗料など、塗装もしやすいです。
PLA樹脂とは
PLA樹脂は植物性由来の樹脂で、ABS樹脂ほど樹脂のにおいがしません。
また、低い温度で溶けるので歪みにくいといえます。マイナス点としては弾力がなく、強固なところで、研磨などの加工が難しく、塗料にも向いていません。
作業温度が低いため、造形物自体が熱に弱く、使用場所や用途に限界があります。
これらの樹脂の性質を利用して、個人でもいろいろな造形物やオブジェを作り出すことが可能になりました。また3Dデータのダウンロードも無料で多種多様のものがあります。
3Dプリンターは今後も沢山の可能性をもつ製品です。
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