ドイツのBiozoonは、3Dプリンターによる高齢者向けの嚥下食の開発を進めています。
Biozoon社のseneoProシリーズでは、食べると口の中で溶け、嚥下障害のある高齢者が窒息などの危険をさける嚥下食を作り出すことに成功しました。
そして安全なだけではなく、見た目も美しく仕上がるので、食事の喜びを高齢者にも提供することができます。
嚥下障害の高齢者の食事は、通常ゼラチンや寒天で食材を固めたり、トロミをつけたりして誤嚥を防いでいます。
プリンターから材料とテクスチャーの混合物を押し出す形で整形され、できた料理は口に入れることですぐに溶解するため、嚥下障害のある高齢者の誤嚥を防ぎます。
また、介護者が嚥下食を簡易に作り出すことを可能にし、その料理の材料にはビタミン剤などの栄養も混ぜ合わせることが可能です。
これで栄養価の高い高齢者むけの食事が、特別な手間をかけることなく、だれにでも簡単にスイッチひとつで作ることが可能になります。
BiozoonのseneoProは今年中に販売となる予定で、現在開発中です。
コメントはこちら