オーストラリア国立大学( ANU )の研究者が1ペニー未満でできる安価なレンズを作成する新しい方法を開発しました。
これは皮膚疾患の検出においてスマートフォンを顕微鏡にかえることができる3Dプリントレンズの構築についての方法です。
多くの従来のレンズは平らなガラスディスクを研磨・研削し、特定の曲面状にする方法や、ゲル状材料を金型に注ぐなどの方法で作られ、これらは高価で複雑といえます。
今回、透明な液体の滴がレンズとして機能し、光を曲げることができるという現象を、研究者が利用しました。より簡単にレンズができるなら安価になります。
「簡単な液滴が体系的に微調整する重力の助けを借りて、金型なしでレンズを造形することです」とリー博士はいいます。
そしてこの方法で、160倍の倍率と約4ミクロンという厚さ数ミリ程度のレンズを製造しました。
3Dプリンターを使用して作られたdermascopeは、数ヶ月以内で市販が予想されるとリー博士はいいます。農村や発展途上国などで大いに役立つでしょう。
レンズは、生体内で細胞を研究するために使用したり、愛好家や子供たちにも配布でき、低コストの携帯顕微鏡の一部として理想的です。
新技術は光学会の( OSA )オープンアクセスジャーナル医用光学エクスプレスに掲載された論文にも記載されています。
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