3Dプリンター・3Dプリントの最新情報サイト

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3Dプリンターの歴史とその機能の可能性

3Dプリンターの歴史とその機能の可能性

一番古い3Dレーザープリンター

 

3Dプリンターの歴史は結構古く、1970年代に日本やアメリカなどの先進国で研究がはじまり、
1980年に、名古屋市工業研究所の技術者だった小玉秀男氏が 光硬化性樹脂を用いた光造形法で特許出願し、
その後、1987年にアメリカ人技術者のチャック・ハル氏が 3Dステレオリソグラフィー特許を取得したことが始まりとも言われています。

当初は液体樹脂に紫外線をあてる方法で、機械も大型のものしかなかったのですが、
1990年、熱溶解積層法ができ、1995年にMITが、積層造形法の機械を3Dプリンターの商標で初めて販売したのが始まりです。
透明の3D-Printer
3Dプリンターの大切な機能として、印刷には3Dデータが必要ということがあります。
コンピュータで3Dデータを作成して、それを3D印刷する、または現在ではThingiverseなどの3Dデータ専用サイトなどから
データをダウンロードし印刷する形式が取られており、
様々な家庭用のものから工業的要素のあるアイテムがよりカンタンにダウンロード印刷できるようになりました。
SONY DSC

 

またフィラメントなども多種多様になり、金属、陶器、木材、樹脂、食材、カーボンなど、この地球上にある素材なら、
ほとんど全てと言っていいほどの3Dプリンターへの利用が可能になり、造形可能な物も数えきれません。

また、造形サイズも、3Dプリンターの大型のものでは家屋の造形までが可能になり、将来的には大型博物館などの建築計画まであがるほどです。
3Dプリンターの未来としては、地球上のあらゆる物が、そのクリエイションにより造形可能となるといった勢いです。
png.3Dプリンターによる泥の家
3Dプリンターの造形法は、一層ずつ積層する方法が主で、インクジェット方式、光造形方式、熱溶解積層法、粉末焼結積層造形方式などがあげられます。
造形する物の素材などによって、進化し、使い分けられています。

日本国内では2年前から3Dプリンターによる、「ものづくり」に焦点をあて、おおがかりな資本投入と研究が始まり、
主に学術的分野での浸透を見込んだ活動がなされています。

まだまだ、3Dプリンターでの造形については、銃や試作品などのカンタンな物しかつくれない、といった理解が多い日本ですが、
欧米では、航空、宇宙、医学、工業での本格利用と研究が実際行われており、
日本はまだそれに追従している状態です。

特殊素材を用いた細胞工学などでの利用は、非常に革命的ともいえ、欧米では現在、期待をもって注目を集めています。

 

 

chefjetによる3Dプリントスイーツ


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