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3D印刷された飛行機が空を実際に飛行しました

3D印刷された飛行機が空を実際に飛行しました

3Dプリントされた飛行機

イギリスのシェフィールド大学・先進製造プロセス研究センター(AMRC)が、3Dプリントで印刷された飛行機を、空に実際に飛行させることに成功しました。

今年2月の試験飛行は推進器のないグライダーとしての成功ですが、同大学の研究者が飛行実験に成功した無人航空機(UAV)の部品や機体は、
FDM式の3Dプリンターで出力されたものです。次のビデオをご覧ください。

このプロトタイプのUAVの翼幅は1.5mで、全部で9つある部品はStratasysの「Fortus 900mc」でプリントされ、
最終段階の組み立てははめ込み式で設計されています。
部品の3Dプリントと組み立てには24時間がかかりました。

材料としては2kgのABSが使われていますが、このABS材料の価格はわずか9ドルです。
UAVをこれから3Dプリントの技術で、安く作ることができるようになると、使い捨てにできる無人の偵察機や
配達などへの利用のためのUAV製造の可能性が広がると、AMRCの研究者たちは考えています。

研究者たちは現在、機体中央部に組み込む予定の電動ダクトファン推進システムの開発を進めており、3Dプリントに利用する素材としては、
ABSより重量を増やすことなく強度が60%高いナイロンなどの利用も考慮しています。

今後、この3Dプリントされた飛行機に、GPSやカメラ技術を利用して、遠隔地から人が飛行状況を把握できるようにする予定です。

3Dプリント飛行機


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