CTC電子は、新しい3Dプリンターを発表しました。
中国の3Dプリンターメーカーである、珠海CTC電子有限公司は、「CTC巨大3Dプリンター」と呼ばれるFFFベースの3Dプリンターを新しくリリースしました。
同社は、珠海の新記者会見でこの新しいプリンタについて発表しました。
Ultimakerのオープンソースの設計に基づいた、プリンターは、305ミリメートルX 305ミリメートルX 405ミリメートルのビルドボリュームを備えています。
これにより、ソフトウェアをスライスし、180ミリメートル/秒の最大印刷速度が可能となりました。
STL、OBJ、Gcodeなど、3Dプリント可能なファイル形式で動作し、ABSとPLA素材の両方で、オブジェクトをプリントすることができます。
さらに、プリンターは、無線LAN機能を搭載しており、AndroidとIOSオペレーティングシステムの両方に接続することができます。
この3Dプリンターは、デスクトップコンピューターを必要とせずに、任意のハンドヘルドスマートフォン、
タブレットを介して遠隔操作することも可能にしました。
ノズルは、0.4ミリメートルまたは0.2ミリメートルのいずれかのノズル径が装備されています。
仕様:
305ミリメートルX 305ミリメートルX 405ミリメートル:ボリュームを構築
位置決め精度:X / Y:10ミクロン。 Z:1ミクロン
層の厚さ:0.04〜0.4ミリメートル
スライシング:クーラ
ファイル形式:STL、OBJ、Gcode
ノズル径:0.4ミリメートル/ 0.2ミリメートル
最大印刷速度:180ミリメートル/秒
電源:AC 110 – 240V
珍しい中国製の3Dプリンターが格安で登場したことで、今後アジアの台湾や韓国、日本の国産3Dプリンターの性能や精度の競争が起きる予想があります。
韓国ではコンビニエンスストアでプリントアウトサービスがすでにととのっており、中国では3Dプリンターによる医療手術のインプラントなどが実際的に実現できています。
日本では、まだまだセミナーなどでの研究や、ソフト開発が主ですが、オンラインの小物印刷などのサービスや、
企業での利用も少しずつ増えてきています。
欧米では新しい3Dプリンターを利用して作成した人口細胞の研究や、スポーツブランドやウオッチの実際的3Dプリンターの利用が行われています。
今後革命的製造方法として3Dプリンターが、世界でどのような広がりと進化をみせていくのか、注目です。
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