渋谷には3Dプリンターのファブカフェがあり、その場でスキャンして個人像をプリントアウトするサービスなどもおこなっていますが、
3Dプリントの体験は特に日本の地方ではまだ、皆無といえます。
現在東京の品川にある、ソニーの本社には、独自のメーカーのスペースがあります。
数ある企業の中でも、お洒落で若者にも人気のあるソニーと、その会社の建築ですが、社内にも洗練されたシステムの空間が備わっています。
このソニークリエイティブラウンジは、水平思考を刺激し、新しい事業への構想を生み出すためのものです。
大規模なオープンスペース内には、ソニーの社員や社外からの登録ユーザーなどの個人が集い、
大型レーザーカッターや、3Dプリンターやスキャナ、製造のためのあらゆるツールが設置されています。
MakerBot2レプリケータミニミニのほか、レプリケータ第五世代番や、MakerBotのレプリケータ2Xなどのラインアップです。
スペースは100人ほど収容でき、ソニー内の新しいマイクロベンチャーのためのインキュベーターとして期待されています。
レーザー切断ワークショップやレプリケータとオブジェの3Dプリンターなどの3Dプリントコースに加え、写真、音楽、エンターテイメントなどにつての講座を開催しています。
工業を中心とした一般企業でも、今後製造や金型制作などの分野で、広く3Dプリンターの導入が欧米並みに期待される日本ですが、
ソニーが戦陣をきって社内にこの3Dプリントラウンジを開設しました。
ソニーは、アイボのE QRIOプロジェクトで、20年前に家庭用ロボットを生産した最初の企業の一つです。
今のArduinoやその他のオープンソースの電子基板は、個人製作の可能性を持ちます。
ソニーは、プレイステーション4が大成功を納めましたが、今年一時期大胆な赤字を出しています。
あらためてゲーム分野への期待と研究がされていますが、欧米ではゲームと3Dプリンターの技術の連動したものも開発が進んでいます。
今後3Dプリンターと関連した、ソニー製品の未来に注目が集まっています。
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