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広尾学園が、3次元CADと3Dプリンターのモノづくりイベント「モデ1GP」開催

広尾学園が、3次元CADと3Dプリンターのモノづくりイベント「モデ1GP」開催

広尾学園の中学校、高等学校は、1970年代に小学生の間で大流行した「スーパーカー消しゴム」をテーマに、
小さなクルマを無償3次元CADでモデリングし、それを3Dプリンターで出力してノック式ボールペンで弾いて遊ぶイベント「モデ1GP」を開催しました。

モデ1GPとは、1970年代に小学生の間で大流行した「スーパーカー消しゴム」を題材に、小さなクルマを3次元CADでモデリングし、
それを3Dプリンターで出力してノック式ボールペン(三菱鉛筆のBOXY)で弾いて遊ぶイベントです。
もともとモデ1GPはITメディアの3Dモデラボが発案し、Engadget 日本版、工作支援団体Precraとともに、これまで2回開催してきたイベントで、
「学ぶ」「作る」「遊ぶ」を1日で体験できるのが特徴です。

 

スーパーカーグランプリ

 

広尾学園中学校、高等学校での取り組みに注目した、広尾学園高等学校の生徒である渡辺康太さんが発起人となり、
同校での開催に向けて有志メンバーを募り、準備を進めてきたそうです。
渡辺さんから相談を受け、この活動に賛同したXYZプリンティングジャパンが全面協力し、生徒たちがモデリングしたクルマを3Dプリントするために、
6台の3Dプリンターを設置し、運営をサポートしました。
広尾学園

 

123D Designを使った3次元CAD講習から3Dプリントまでを行う当日は、会場となった同校のカフェテラスに40人弱が集まりました。
同校の中学1年生~高校1年生を対象に、事前に参加希望者を募り、当日集まったのは中学1~3年生の生徒たちで、
午前中の3Dモデリング講習は、MONOistの連載でおなじみの志田穣さんが講師を務め、
オートデスクの無償3次元CAD「123D Design」の基本操作とモデ1GP仕様の小さなクルマの作り方を指南。
分からないところは、志田さんや当日サポートスタッフとして参加したPrecraがフォローしながら、ギリギリまでクルマの設計に時間を費やしたそうです。

初めて3Dモデリングに挑戦する生徒たちは、お昼休みと、休憩後に行われた講演およびライトニングトークの時間を使い
XYZプリンティングジャパンのスタッフが、参加者である生徒たちの3Dデータを順番に出力。
1台の3Dプリンターで6~7台のクルマを同時に出力することで、1時間半~2時間程度で全てのクルマを造形できました。

XYZプリンティングジャパンが生徒たちの3Dデータを出力し、出力されたクルマを手にした生徒たちは、ニッパー、ヤスリ、ペンなどを使って、
サポート材の除去や磨き、塗装を行い、ノック式ボールペンで飛距離を競う、モデ1GP本戦に向けての最終調整を行いました。
広尾学園
日本で、こうした3Dプリンターによるイベントや講習が、パブリックやキッズに手軽に参加できるということは、とても楽しく、
また3Dプリンターの最近の機能や素材をみても、未来的にこうした子供たちが3Dプリンターをつかってどのようなクリエイションを発展させてくれるかは未来への希望です。

 


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