フランスに本拠地を置く、世界最古の自動車量産メーカー、プジョー。
そのプジョーが、2015年9月に開催されたフランクフルト国際モーターショーに出展したコンセプトカー『フラクタル』に最先端の3Dプリント技術を大胆に採用しています。
医療用生体工学など工業ソフトウエア、そして3Dプリントなど手がける、米のマテリアライズ社が3Dプリントを手掛けていますが、内装の80%以上が3Dプリントにより成形されています。
音の反響などを考慮したフラクタル構造の3Dプリントパーツにより、オープンカーでありながらも素晴らしい音響空間を実現するとのことです。車の名称『フラクタル』はまさにそこから来ており、今回のコンセプトカーの重要テーマであることがそこからもわかります。
プジョー同様、今後他の自動車メーカーも、部品だけでなく様々な場面で3Dプリント技術を活用していくことでしょう。
音響面だけでなく、空気抵抗、強度面など、今後の実用化が楽しみです。
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